地域
建物は街の一部でもあります。
だからこそ地域にふさわしい外観を考えたい。
だからこそ地域にふさわしい外観を考えたい。
建物を建てるということはその街の美観に参加するようなことなのです。地域の秩序を無視して建てたばかりに、自分が日々を過ごす場所が違和感たっぷりで周りから浮いていたとしたら、気持ちよく暮らせないですよね。
地域の秩序を読み込んで、そこから建物のあり方を考えていくことで、心から満足できる外観ができていきます。
配置
敷地に対して建物をどう配置していくか?
これもとても大切なこと。
これもとても大切なこと。
配置によって風や光を心地よさに変えることができますし、また近隣とのプライバシーの確保もしっかりしておかないと、落ち着いて暮らせません。配置を考えるということは、外との関わりを考えることで、建物外から切り離して考えられるものではないのです。
いい建物には、必ず外とのいい関わりがある。
これは法則のようなものです。
色
家にとって色も大切な要素です。
私たちの目は寝ているとき以外、いつもどこかを見ているわけですから、色をおざなりにすることはできません。信号の色を思い浮かべればわかりやすいと思いますが、色は見た目の印象ばかりか、心理にまで影響するものです。落ち着かない色に彩られた落ち着く空間なんてありえないわけですね。
そのものの色はもちろん、色の組み合わせ、素材と色の関係、あるいは光があたったときの色などなど…その中からしっくりくる色を決めていく。
それだけでも空間の居心地は大きく変わってくるのです。
それだけでも空間の居心地は大きく変わってくるのです。
光と風
私たちにとっては風や光も欠かすことのできない建築材料なのです。
光と風は自然の中にあるものですが、これを心地よさとして建物づくりに取り入れることで、「色」や「素材」が与えてくれる心地よさが相乗効果的によくなっていきます。
自然のものである光や風には「1/Fゆらぎ」というものが含まれていて、これが人を心地よくさせてくれるのです。エアコンの風は不快だけど、自然のそよ風は心地いい。と、そんな覚えありませんか?
余韻
よくの「余韻にひたる」といいますが、空間にも余韻があります。
その空間が与えてくれるさまざまなものを、私たちは五感で受けとめます。それが一瞬で終わるのではなく「ああ、いいなぁ」と余韻を伴って感じさせてくれる。
例えば素敵なカフェでは、落ち着きますよね。あれは空間の余韻にひたっているのです。
くつろげるということと、空間の心地よい余韻は無関係ではありません。
くつろげるということと、空間の心地よい余韻は無関係ではありません。
気配
安心感や、人のぬくもりは、心に落ち着きを与えてくれます。
そこで暮らす人々の気配を感じ合うというのも、人がそこで仲よく暮らしていくいうえで大切なことです。
特に家族に小さなお子さんがいる家は、家族の気配を感じ合うということは心の成長にも関係してきます。
プライベートを確保しながら、ちょうどいい距離感をつくるために、気配は大切なキーワードなのです。
しつらい
建物の設計にはあなたらしさを加えるための「余白」が必要です。
建物だけでは空っぽでそこで暮らしていくことはできません。家具やインテリアなどがあって、はじめて建物は暮らしていける場所になる。
建物はあなたらしい「しつらい」をしていくための空間と例えることもできます。だからこそ、建物の設計にはあなたらしさを加えるための“余白”が必要です。建物は暮らしながら、あなたらしくしていく場所でもあるのです。
奥ゆかしさ
奥ゆかしさは、いい建物を設計するための忘れてはならないことです。
建物の外観、あるいは空間を心地よくするための素材や意匠などさまざまなもの。それらがあまり主張しすぎるのも考えものです。あくまでも暮らす人の無意識に、さりげなくうったえるような奥ゆかしさが必要です。
うるさい主張だらけの空間ではそもそもくつろげませんよね。すぐに見飽きてしまいます。やりすぎない奥ゆかしさもまた、いい建物を設計するための忘れてはならないことだと思っています。
気配り
暮らしやすいかどうか、目的に適っているかどうか、気配りした設計をする。
どんなにくつろげる空間でも、暮らしにくかったら、目的に適っていなかったら辛いですよね。例えば、家はずっと暮らしていく場所です。家に一番長くいて、家事もこなす奥さまにとっては、家事のしやすさは大きなポイントです。一般的な知識ではなく、その建物を利用する人にとって具体的に暮らしやすいとは、目的に適うとは、どういうことなのか?そこを読み解いて形にしていくことは、建築家の重要な仕事だといつも肝に銘じています。
暮らしやすいかどうか、目的に適っているかどうか、気配りした設計をする。それがまた、その建物の心地よさへとつながっていくのですから。
上質さ
いい建物は上質な暮らしを生み出し、その上質な暮らしは心や人生を豊かにしてくれます。
単純に家族構成に合わせただけのような間取りの家と、きめの細かい設計によって、上質な暮らしを生み出してくれる家で暮らした場合を比べたら、きっと人生の幸せさにおいてとても大きな差が出るのではないでしょうか。
上質であることが、豊かな感性をはぐくみ、人生をより楽しくしてくれます。建物をいかに建てるべきかということは、人生にとってもすごく大切なことなのですね。
心地よさ
建物の心地よさは、本当にさまざまなものによってつくられています。
ここまで説明すれば、心地よさというものはいろんなものでつくられているんだなぁと、ご理解いただけたのではないでしょうか。そう、建物の心地よさというものは、本当にさまざまなものによってつくられているのです。
逆にいえば、心地よさとは一言で説明できるものではないのですね。そして、毎日を心地よくしてくれるもの。
逆にいえば、心地よさとは一言で説明できるものではないのですね。そして、毎日を心地よくしてくれるもの。
それがいい建物です。
そんな建物を、私たちリズムデザインと一緒に、建ててみませんか?